いいえ、動かない車でも売却できることが多く、その場合には引取り料はかかりません。

「ずーっと乗ってなくてバッテリーがあがっている」、「事故で動かなくなった」など、引き取ってほしいけどいくらお金がかかるのかわからない。不安だということがあるかと思います。
そんなとき、引取り費用をかけずに車を処分する方法があります。解体ではなく、買取業者に買取を依頼するのです。動かない車でも買い取ってくれる業者がいます。

彼らには車から部品を取って販売する、事故車専門のオークションに出品する、あるいは修理して海外に輸出するというようなニーズがありますので、動かないような車でも買い取ってくれる可能性があるのです。
また、値段がつかない場合でも、引き取りを無料でしてくれるかもしれません。

動かない車を廃車にする場合は、車の解体が必要になり、自動車販売店や解体業者さんにお願いすることになりますが、車を彼らの拠点に運搬しなければなりませんのでそのとき引取り手数料がかかる場合が多いのです。引き取り手数料の金額は、解体業者によってまちまちで一概には言えません。
取りに行く場所が業者拠点から遠隔地にある場合にはさらに追加料金がかかることがあります。

廃車の場合には、さらに廃車の申請に関する事務手続きを行わなければなりません。それは「永久抹消登録」といい、普通自動車の場合は、陸運局（陸運事務所）、軽自動車の場合は軽自動車検査協会で行います。

廃車にする場合には、こうした引き取り手数料に加えて、陸運局や軽自動車検査協会に申請するための各種手数料を支払わなければなりませんので、いろいろと費用がかかってきます。

故障してしまったり水につかってしまったりしたためもう動かない。廃車にするしかない。とあきらめてしまわずに、これまで述べてきたようにそのような車でもクルマのプロから見たらなんらかの価値は残っていることが多いですから、買取業者に見積もり依頼をしてみてください。