いいえ。ほとんどの買取業者は多忙ですので、「買い取ることができる可能性が低い、脈がない。」と考えたら、次のお客さんへの対応をします。
車を高く売るためには、複数の買取店から査定を受けるのがコツです。一括査定サービスを利用すると、一度の申込で複数の買取店から査定を受けられます。
しかし、査定を受けると、車を売って欲しいという勧誘を受ける可能性があります。これは、直接店舗へ行った場合も同じです。
魅力的な車ほど査定を受けた後に買取店から電話がかかってくる可能性が高くなります。まれに何度もしつこく電話をかけてくる店があるようです。
これをしつこいと感じる方もいるようですが、そもそも見積もりを買取業者に出すということは、その買取業者に買い取ってほしいということを期待しての行動です。買取業者はそう受け取ります。
ですので、たいていの買取業者は見積もり依頼をしたら、1回くらいは電話してくるでしょう。
しつこいと感じることもあるかもしれませんが、上手に断る方法があります。
その業者に売る気がないのであれば、「すでに手放してしまった」と伝えることです。
「他の店に売ってしまった」、「友人に売った」、「家族にあげてしまった」など、言い方はいろいろあります。
売る意思はあるが、査定価格に不満がある場合は、「他の業者のほうが○円高かった。」と伝えれば、買取価格をあげてくれるかもしれません。買取業者には予算があるので、一定の値段以上になったら引き下がります。複数の業者と交渉し、できるだけ高く売りましょう。
最後に、クルマを売却する際におこなわれる契約時の留意点について
2013年2月に改正特定商取引法が施行されました。従来からの変更点は次の2点です。
・自動車買取業者は出張査定の現場で買取の勧誘ができない。
・8日間のクーリングオフ期間が設けられた。(自分の意思で事務所を訪問した場合はクーリングオフになりません)
特定商取引法が改正される前は、強引な買取勧誘や解約による違約金の支払いがトラブルとなる場合もありました。それに対応して車を売る個人を保護するように法律が改正されたのです。