はい、そうです。
自動車を買い取ってもらうときは、複数の買取業者に依頼したほうが高く売れることが多いので、そうすることが多いと思いますが、その場合、一軒一軒、買取業者のお店を回って見積もりの依頼を出すと大変です。
それよりも、自宅に来てもらうことが自分の都合にあわせることができますし、時間の短縮になります。

中古車の価格相場は、短期間の間にかなり変動します。今日の買取価格が来週には大きく下がっていることも珍しいことではありません。そういうことから、せっかく複数の業者からの見積もりをとっても、それぞれの業者からの時間が空いてしまうと、その間に相場が変動してしまうのです。

そういうわけで、複数の業者から見積もりを取得する場合には、一度に集中的に行わなければなりません。時間の短縮が必要なのです。

自宅に査定担当者に来てもらうことに抵抗を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
「査定担当者にわざわざ自宅に来てもらって…」と思ってしまい、つい担当者の勧誘にのってしまって、家族に相談しないまま、クルマを売る契約書にサインをしてしまった、ということがないか。ということを心配してのことですね。

確かに、買取業者にクルマを売る場合にはそのようなトラブルがまったくないわけではありませんでした。

そこで、特定商取引法が改正され、2013年2月に施行されました。クルマを売る個人を保護するために法律が改正されたのです。

改正法によって、自動車買取業者は出張査定の現場で買取の勧誘ができなくなりました。そのため、査定のために自宅に来た営業担当者の営業トークに乗せられて、契約書にサインをしてしまうという問題がなくなりました。

法律が改正され、クルマの売買に関するトラブルはだいぶ減ったとはいえ、契約は大きな責任が伴うものです。そのことは忘れないでください。