自動車を売る方法は、ディーラーに下取りに出す、買取専門業者に買い取ってもらうなどいろいろ方法がありますが、こういったクルマのプロに売るだけでなく、ネットオークションで個人間売買をするという方法もあります。

ネットオークションでクルマを売るメリットは、主に2つあります。

メリットのひとつめは、なんといっても価格です。
売主は、業者に売る場合よりも高い値段での落札が期待できますし、買主は、業者から買うよりも安く購入できる可能性が高いです。
ネットオークションで価格的なメリットが大きい理由は、ディーラーや買取業者など一般的な自動車取引では、売主が自動車を下取りされてから買主が購入するまでに多くの流通マージンが発生しますが、オークションでは売主と買主の直接取引になるため流通マージンを省くことができるからです。
ネットオークションは、出品や落札に関する取引手数料が安いことも、流通マージンの節約につながります。
さらに、個人間の取引であれば、消費税が必要ありません。これも大きな価格的なメリットと言えるでしょう。

ネットオークションのもうひとつのメリットは、販売する機会がとても多いことです。
インターネットで出品さえしてしまえば、日本全国に簡単に自分の車の情報を全国へ配信でき、買い手を募集することが出来てしまいます。
自分の身近には、車の買い手がいなかったとしても、全国規模で探せば意外と簡単に欲しがっている人を見つけることができます。
不人気なマイナーな車であっても、買いたいという人を見つけることができる可能性が高いです。

店舗での販売ですと、営業時間は限られてしまいますが、ネットオークションの営業時間は24時間です。年中無休でずっと買い手を募集することが出来ます。自分が寝ている間でも、色々な人がアクセスしてくれるので、ものすごく楽な方法です。

インターネットによる販売で心配なのは集客ですが、ネットオークションの大手サイトには、クルマを買う目的でサイトにアクセスする人が非常に多いので、集客のために多額の広告費がかかるというようなことはありません。

ネットオークションは個人間取引が中心になるので、面倒な事務手続きなどはすべて自分でやらなければなりませんし、個人間取引に特有のリスクがあることも確かです。
とはいえ、少しでもクルマを高く売りたい、販売するチャンスを大きくしたいという方には、有力な販売方法でしょう。